Perfect Island Nights
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1.In The Afterlife
2.Crazy For Your Love
3.Donna
4.Where Is The Love (with Deniece Williams)
5.Perfect Island Night
6.Our Day Will Come
7.I Need Your Love
8.Can't Get Over You
9.Call Me Up
10.Extra Mile
11.Rain
12.Sukiyaki (Forever)


Deborah Avery Clarinet (Bass), Sax (Tenor)
Gregory Bosler Horn Arrangements
Bobby Caldwell Organ, Bass, Guitar, Piano, Arranger, Keyboards, Piano (Electric), Programming, Vocals, Vocals (bckgr), Producer
Lauren Caldwell Voices
Russ Capri Trumpet, Flugelhorn
Jodi Cohen Design
Dave Connor Arranger, Programming, Digital Editing, String Arrangements
Christian Ebner Vocals (bckgr)
Tom Keene Arranger, Keyboards, Piano (Electric), Programming, Engineer, Digital Editing, String Arrangements
Henry Grumpo Marx Executive Producer
Jean McClain Vocals (bckgr)
Richard McIntosh Arranger, Programming, Producer, Engineer, Digital Editing, Vocal Engineer
Mark McMillan Arranger, Keyboards, Piano (Electric), Programming
Christine Miller Vocals (bckgr)
Jonathan "Mighty Midg Murray Bass
Marty Rosamond Cover Design
Norman T. Russell Production Coordination, Cover Art Concept
Woody Woodruff Engineer, Vocal Engineer





最新盤のアルバム・レヴューが長い間出来なくて気になっていました。ここ数年本業が忙しくHPの更新もままならず、このHPを覗いて下さる方の期待に答える事が出来なくてホント申し訳なく思っています。タイミングを逃すとなかなか書けないもので、しかも沢山のHPやブログでレヴューされているので書きにくい事も事実です。

時は2004年12月中旬、、、

ユニバーサルからビクターへ移籍したボビーが奥様とプライベートで極秘来日。それも3週間というロハスな長い滞在でした。LAのボビー・ファミリーから『12月にボビーが日本に行くよ。ボビーが喜ぶから、いつものホテルに連絡してみろよ』という知らせがあった。直接電話しても良かったけれど、あくまでも1ファンなので、ビクターさんからボビーに連絡をとって頂き、会いたい意向を伝える事ができた。ボビーからの返事は『いつでも電話してこい』だった。天にも昇る気持ちでボビーが滞在しているホテルに2泊の予約を入れ、いざ東京へ。


ボビー「Good Morning、Tadayoshi!どう?」
管理人「どうって??元気ですよ。」
ボビー「違うよ、そうじゃなくて、昨日プレゼントした俺の最新アルバムだよ」
管理人「あっ、、、それ最高!(汗) これこそが全てのファンが待っていたアルバムです」

2004年、クリスマス・イブの朝、某ホテルの部屋に掛かってきたボビーからのモーニング・コール。

ボビーに会うために同じホテルチェックイン、震える手でボビーの部屋に電話したら、「Hey Tadayo〜shi、元気ですか?」受話器の向こうに聞きなれた流暢な日本語。
「新しいアルバムが完成したぞ、もう聴いたか? 聴いてない?!そんじゃ、今からそっちの部屋までCDプレーヤーと一緒に届けに行くよ。お前がファンの中で一番に聴く事になる。」
約1年振りの再会はそんなスペシャル・クリスマス・プレゼントで幕を開けたのでした。

ボビーから手渡されたアルバムはデジパック仕様のサンプル盤。タイトルは「パーフェクト・アイランド・ナイツ」。

ジャケットはアルバムの顔、素敵なジャケットに駄作なし。聞くかなくても内容が伝わってくるようなトロピカルなイラストとタイトル!ボビーが重い腰を上げて新作に取り掛かったのは2000年。それ以降、会うたびに「来年の2月には発表するよ」と言われ続け4年。それが遂に聴ける!それも2005年2月発表の前に!!手渡されたCDはトロピカルな南国の島、水平線の向こうにフルムーンのイラスト、嫌でも26年前のファースト・アルバムを髣髴とさせてくれます。震える手でCDを取り出し、ボビー愛用のCDプレーヤーにセット。

<In The After Life>の流麗なメロディーの美しい事。新生ボビーをこれでもかとアピールするに充分すぎるオープニング曲。
「どうだ、皆が待っていたコンテンポラリーなボビーの曲だろう!」とでも言わんばかりの仕上がり。後半に聴かせるギター・ソロの心地よさはとても言葉では言い表せない。ボビーがステージでみせるあのソロ・ギターそのもの。まさしくこの曲のハライトです。ボビーによると当初2つのメロディと歌詞が出来上がっていたようで、その2つをひとつにマッチさせて出来上がった曲だそうです。

<Crazy For Your Love>はボビーのお気に入りチューン。2005年のステージでも披露されたキュートなラブ・ソング。アルバムの為に最初に書いた曲で、心地よいハーモニーを重視したこれぞボビー・コールドウェルといえるナンバー。きっと多くのレディがこのうえない美しいハーモニーに酔いしれることでしょう。
アレンジとプログラミング、キーボードにはトム・キーンの懐かしい名前がクレジットされています。

<Danna>は今までにないスタイルの情熱的で官能的なナンバー。名曲<ジャマイカ>でみせたスタイルがレゲエならば、こちらはボビー流ラテンナンバーと言えそう。

<Where Is The Love>はデニス・ウィリアムスとのデュエット。最初クレジットを見たときは、またセルフカバー?そう、良く見ないと<Where Is Love>って思い込んでしまいますよね。(笑)
ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイのデュエットで広く知られる、ラルフ・マクドナルド&ウィリアム・ソルターの名曲です。ボビーのお気に入りの曲で『ソウル・サバイバー』に収録予定だったようです。

<Perfect Islan Night>はこのアルバムのタイトル曲。2003年、大阪ブルーノートのバックステージで「今日は2曲の新曲を披露するから期待しろよ」とウインクしてみせたボビー。その1曲がこのタイトル曲。カバーする経緯を問うと、2002年のジャパン・ツアーの終了後、マニラで行われたコンサートに出演したボビーが元シー・ウインドのポーリン・ウイルソンとフィル・ペリーらと競演。そこでフィル・ペリーのパフォーマンスをみて、そのこの曲がとても気に入ったので次アルバムでカバーする事になったらしい。ボサノバ調にアレンジされたこの曲はとても覚えやすく、メロディアスでキャッチー。ブルーノートで多くのオーディエンスは新生ボビーを目の当たりにしたといっても過言ではないはず。しかし、この2003年のツアー中、ボビーは喉の調子が良くなく、大阪ではたった2夜しか披露される事はなかった。また、後の2005年の「パーフェク・アイランド・ナイツ・ツアー」でも披露されなかったので、そのパフォーマンスはかなり貴重と言えるでしょう。ファルセットで歌うこの曲は辛いとボビーがオフステージで漏らしていましたので、今後もこの曲をステージで聴く事はかなり厳しいかな?美しいハーモニーを奏でるのはジーン・マックレインとクリスチャン・エブナー。アレンジ、プログラミング&キーボードはマーク・マクミレン、アコギはトミーV。

<Our Day Will Come>はルビー&ロマンティックスのカバー曲。ボビーはこの曲を歌うのが好きで6ヶ月の間ツアーで披露し、オーディエンスの反応が良かったので収録したようです。

<I Need Your Love>チャカ・カーンの<Through The Fire>のソングライターで有名なトム・キーンのペンによるナンバー。この曲もステージ映えする曲で2005年のステージで披露され定番となっています。

<Can't Get Over You>はこのアルバムの最後に出来上がった曲。このアルバムの中でもっとも美しいバラードで、ボビーらしさに溢れたラヴ・バラードです。

<Call Me Up>は2001年頃に書き始めた曲で、どうしても完成しない曲だったようで、それを完成に導いたのがツアーメンバーであり親友であるマーク・マクミレン。イントロ部分のテレフォン・セグメントのアイデアはボビーによるもの。愛娘のローレンちゃんのキュートなヴォイスにノックアウトです。近い将来ローレンちゃんの歌手デビューがあるかな?

<Extra Miles>はアース、ウインド&ファイアーに触発されて出来た曲。個人的にかなり好きな曲です。

<Rain>既発表曲ですが今回再収録するにあたり、リズムトラックに手を加えたヴァージョン収録。

<Sukiyaki>は説明不要ですね。(笑)
あちこちから聞こえてくるのはこの曲が蛇足だと、、、確かにそうかもしれません。(泣)ちょっと大袈裟かもしれませんが、ボビーはこの曲を日本語で歌う事が夢だったんです。2005年プロモ来日した際、この曲への思い入れ、坂本九さんとの思い出、歌詞を自分で書いた時の苦労話などを雄弁に熱く語ってくれました。
日本盤の解説に、この曲に纏わるエピソードが紹介されていましたが、あれって事実なんです。ステージ終了後、ボビーに依頼されて坂本九のCDを買って、歌詞をローマ字でタイプして届けた記憶があります。
そうそう、その昔テレビ東京の『タモリの世界は音楽だ』に出演した時、アカペラでボビーが<スキヤキ>を歌ったの知っていますか?

日本盤には2曲のボーナストラックが収録されていますので、購入はこちらの方が絶対お得ですね。
また発売当時大手レコードショップでは購入特典として未発表曲<Hard Act To Follow>が付いていました。
そのCDはアメリカで放映された「サンタ・バーバラ」というTVドラマの為に提供した作品で実際には使用されなかった幻のレア・トラック。自宅に保管してあったデモ・バージョンを初CD化した超レアもの。


日時:4月9日(土曜日)
時間:6:30 OPEN 7:00 START
場所:銀座山野楽器 本店





確か<In The After Life><Crazy For Your Love><What You Won't Do For Love>の3曲を披露してくました。
愛娘ローレン&テッサちゃんの姿も見れました。

追記[05/Nov/2006]

アメリカ盤プロモシングル
Our Day Will Come (3:20)
TMF 1224
Where Is The Love (3:08)
TMF 1242
Can't Get Over You (3:00)
TMF 1243

国内盤プロモシングル
Crazy For Your Love
[Evenig Mix](3:31)

山野楽器、タワーレコード等で配布されたレアシングル!(Not For Sale)
Hard Act To Follow


CD(JAPAN):VICTOR VICP-62940
CD(USA):MUSIC FORCE TMF8965
PROMO(JAPAN)
Crazy For Your Love[Evenig Mix] (3:31)
PROMO(USA) SCD
Our Day Will Come (3:20) TMF 1224
Where Is The Love (3:08) TMF 1242
Can't Get Over You (3:00) TMF 1243

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